ルバーブの色について

 ルバーブには茎が緑色のものと、赤色のがあります。
 種から発芽する殆どは緑茎タイプですが、稀に茎の赤色が強いものがあり、さらに非常に稀に深紅の茎をもつ株が生じます。赤茎タイプのルバーブから種をとっても発芽するルバーブは緑茎タイプが多く、種による茎色の遺伝はあまりないようです。赤茎タイプは一種の突然変異かもしれません。
 経験上、同じ株でも日照が強く気温が高いと緑色、日照が弱く気温が低い秋には赤色が強く出ます。わが家にある赤茎タイプは葉の色が濃くて成長が遅く比較的小型です。緑茎タイプは雑味がなく香り豊かで柔らかく、赤茎タイプは色が美しいものの香りが弱く硬いので、ネルのパパは「味覚の緑、見栄の赤《と言って収穫用は緑タイプにしています。
 なお、ヨーロッパや北米では晩秋から冬にかけて、軟化栽培(FORCING)という暗室栽培法により鮮紅色で軟質の高級ルバーブ(FORCED RHUBARB)が栽培されます。軟化栽培では緑茎ルバーブも鮮やかな赤色となりますが、光を遮ることで緑色成分の葉緑素が生じないためとされています。
 ルバーブの赤色成分は、ブルベリーや葡萄と同じアントシアニンというポリフェノールで、目に良いとされるものです。アントシアニンは緑茎ルバーブにも含まれますが緑の葉緑素で隠され、赤茎ルバーブは葉緑素の欠如により赤が現れるようです。


下の写真は比較のため庭に椊えた緑茎タイプ(左)と赤茎タイプ(右)

 晩秋の赤茎タイプ(小さな丸い葉は隣接するスペアミント)
 梅雨時の緑茎(左)と赤茎(右) 発育旺盛だが気温が高いためか赤の発色は強くない


ルバーブについて
ネルの小屋