2010年4月のパスカルのおもちゃばこ
こんにちは、パスカルです。
４月になって、あちこちの桜の話が僕の耳にも届いてくる。家の窓越しに僕が見るのは、お向かいの家の古い桜なんだけど、この近所のいろんな街角でも桜がきれいらしいよ。
兄ちゃんは会社の花見で上野に行って寒くて困ったらしいし、１階のおばあちゃんは千鳥が淵に行ったのはいいけど、すごい人出で、これまた大変だったらしい。パパやかあさまは、近場の桜を通勤や散歩がてら見て満足してて、これが一番賢いかも、と外出嫌いの僕は思ってしまった。
百（もも）の奴が家の子になって、１年が過ぎたよ。何か、あいつの態度をみてると、引越してきたときからここにいたんじゃないかって気がするけどね。
１年前の雨の夜、兄ちゃんに連れてこられたときの百（その時は”シャケ”って名前だったらしい）は、知らない家に来て不安とかいった様子はみじんも無くて、「え、この家ってもう猫さんがいるんだ・・・あーおやじかあ。でもいいや。とにかくお腹すいてるし、眠いし、ちょっと休ませてもらえばあたしはいいんだけど。まさか、おやじとトイレやご飯のお皿をシェアってことはないよね」って態度だった。いやな奴だろ。
だけど、１年かかって、猫族の長たる僕の教育もあって、少しは成長したみたいだよ。ときどき傍若無人ぶりはあるものの、あと相変わらず多動というか、落着きがなくてウロウロするんだけど、外にいた猫さんとは思えないくらい、他の人（お客さんや近所の人）に対して警戒が強くなってしまって・・・家にくるお客さんってほとんど猫好きで、そのくせふだんは猫に接してないから抱っこしたいと思って来てくれるみたいだけど、百は一瞬姿を見せるや家の中の隠れ場所に逃げ込んでしまうんだ。
まったくの愛想なし！！ お客さんに対しても失礼だと思って、仕方なく僕が抱っこされに行く・・んだけどね。両隣の家のおばさんたちも、百を抱っこしたがってるけど、こっちのほうは僕は外に出たくないので無理であります。
あ、あとね、百が一番変わったのは体重！ 家に初めてきたときの２倍近くなってるよ。
では又、来月ね。
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